今回の現場は愛知県大府市、当社の地元です。
軒天井や鼻隠し部分が傷んでいるからということでお問い合わせをいただきました。
現場に向かい、見させていただくと
経年による劣化で塗装がはがれ、木地が出てしまっているところがありました。
写真のように木地そのものが破損している箇所も見られました。
こうなるともうDIYでは難しいということで、ご依頼いただいたようです。
家のメンテナンスは、それ自体はどなたでもできそうに思えます。
ホームセンターではさまざまな材料もそろえられています。
ただいずれも高い場所、不安定な態勢での作業になるため、危険が伴います。
何もかもが初めてであれば、時間も思いのほかかかります。
すべてではなくても、ある程度のことはどうぞプロにお任せください。
塗装工事のDIYについて詳しくは⇒こちらにまとめました
今回は下地処理のひとつとして、塗装前の鼻隠しそのものをまず修復させていただきました。
傷んだ部分は思い切って切り出し、新しい木地を接着しました。
接着剤の選定はもちろんのこと、密着性、接着性をよくする技も駆使しました。
新しい部分と古くからの部分とのなじみをよくするためのケレンも行い
下地を整えてから早速塗装です。
といいたいところですが、上塗りの前には下塗りがあります。
塗料の耐用年数を長くするかどうかは、こういった下塗りを含めた下地処理の綿密さにかかっています。
とはいえ、初めてご依頼いただく場合などは特に、さまざまな質問が出てくるかと思います。
どうしてその工程が必要なのか、しないとどういうことが起こりやすいのか
同じ工程内でも費用を抑える方法があるのか、塗料の値段とその違いはどうかなど。
目に見えない下地処理については、特に毎回多くの質問を受けます。
今回ご依頼のお客様も「簡単でいい」とおっしゃり
何をして何をしないのかよく吟味なさいました。
使う塗料についても、その耐用年数、特徴などを細かく質問され
ご家族と相談しながら決めていかれました。
鼻隠し部分は屋根の上とは違い、目につくところでもありますから当然かもしれません。
色もずいぶん悩んでらっしゃいました。
お子さまからは奇抜な色の提案もされたようですが
当社のカラーシミュレーターを使って実際に色の具合をご覧になり
ブラウンを選ばれました。
カラーシミュレーターについては⇒こちら
工事が終了し、修復されきれいに塗り直された箇所をご覧になり
「気にしなければ気にならないと思っていたけれど、きれいになるとやはり嬉しいですね」
とおっしゃっていました。
ご依頼、どうもありがとうございました。
☆M